テープ起こしというと、タイピングを速く正確にこなせればできる仕事とお思いの方もいらっしゃると思います。確かにタイピングが正確で早いというも、テープ起こしには大切なスキルですが、 それ以外にも必要なスキルがあります。
それは、音声を正確に聞き取る能力です。お話しをされている方が何をおっしゃっているのかを正確に聞き取る。これが簡単なようで、なかなか難しいのです。
アナウンサーがニュースを読み上げるように、一語一句正確な発音、イントネーションでお話しをされていれば、何も問題はありません。ですが、お客さまからご依頼いただく案件のほとんどは、一般の方がお話しされているものです。標準語だけではありません。
方言でお話しをされる方、早口の方もいれば、お声の小さな方もいらっしゃいます。英語のおこしはネイティブでなければ、聞き取れない言葉もたくさんあります。
録音データもコンディションのいいものもあれば、悪いものもあります。本来の会話以外にも周囲のノイズ等も一緒に録音されている案件も少なくありません。スタジオのように周囲の雑音を排除して録音されていればベストですが、そのような案件はごくわずかです。
聞き取りづらい音声からいかに話者様のお声を正確に聞き取り、起こせるか。これがしっかりできないと、原稿のクオリティも下がってしまいます。本来話されていない言葉を思い込みで聞き間違えたりしてしまってはお客さまにご迷惑をおかけすることになります。
そして一般教養、幅広い知識、語彙力も必要です。テープ起こしは、実に多くの分野の案件をご依頼いただきます。医学、医療系の案件等は、それなりの知識がないとお話しをされている内容が理解できませんしお話しされている言葉もきちんと起こすことができません。
IT、科学、物理、金融、政治、経済、建設、流通等、分野をあげればきりがありませんが、 クライアントの数と同じくらい、案件の種類、内容は多岐にわたります。その分野に精通していなくても、業界独自で使われてる用語等、それなりの知識は必要になります。
テープ起こしのACNではお客さまからご依頼いただくテープ起こしデータをどんな分野でも柔軟に ご対応できるよう、経験豊富で熟練のリライトスタッフをそろえております。お見積りは無料ですので、お気軽にお問い合わせ下さいませ。