テープ起こしACN:依頼時の注意点まとめ

お客さまにacnでテープ起こしをご発注いただく場合の注意点をまとめてご案内いたします。

テープ起こしの用途についての注意

テープ起こしを行うとき、お客さまがそれを何にご利用されるのかは大切なポイントになります。

それは、起こし方によって、原稿のスタイルが変わるためです。

お客さまから一番多くご依頼を受ける起こし方は「ケバ取り」です。

これは言い間違いや、「えー」とか「その」等、意味のない言葉を起こさずに原稿をお作りするタイプです。語尾はそのままご発言通りなので、読みやすくかつ臨場感が感じられる起こし方となります。

「素起こし」は裁判の証拠や会話の分析等の用途に適した起こし方になります。

これは精度を高くして、ご発言をすべて忠実に書き起こさなければいけないので、作業する側からするとかなり神経を使います。話し癖のあるかたの場合は、かなり読みにくい原稿となる場合がありますので、一般の用途には向いていない起こし方です。

整文は言い間違いや誤った文法、倒置等を修正して、語尾を「です・ます」や「である」等に統一して起こします。

こちらは、記事や配布用の文書、書籍等の作成用として適している起こし方といえます。
内容にもよりますが、文体を整えることにより、フォーマルな感じの原稿になります。

要約(サマリー)はご講演や講義等、基本的にお一人のかたがお話しされている内容をご指定の文字数、見出し付け、段落分け等を整文しておまとめするコースとなります。

納品原稿はおまとめした原稿のみとなります。

こちらは講演録や、内容を簡潔に把握したいというご希望に対応する起こし方となり、クライアントさまから作業前に具体的なまとめ方を十分確認した上で作業を行います。

acnの納期について

acnでは、納期を「通常」と「特急」をご用意しております。

原稿のご希望納期はいつまでかをあらかじめお伺いしております。通常納期の場合、60分あたり3営業日としており、特急納期は2営業日としております。

もちろん、録音コンディションや録音内容により変動する場合もございます。

※極端に聞き取り辛かったり、専門性が高い案件につきましては、通常納期にプラスして日数をいただく場合がございます。

音声データをご準備されるときの注意

テープ起こしは、録音品質が原稿の出来に大きく影響します。

ノイズが無くて、はっきりクリアに録音されているデータは文字起こしをすると精度の高い原稿ができますが、逆にノイズが混入して、話し声が不明瞭な録音だと、聞き取りが困難な部分が多い原稿となります。

極端に録音状態が悪い案件につきましては、作業をお断りする場合もございます。

そのため、音声を録音される際には、ご留意していただきたいのですが、なるべくノイズが入らない環境で、録音レベルにご留意して、マイクに近い位置で録音していただくことをおすすめいたします。

ライン録音がベストですが、実際はなかなか難しいと思います。

ICレコーダーで録音される場合、録音モードが付いている機種が多いと思うのですが、長時間モードで録音されると、音声がぼやけてはっきりと聞き取れないケースが多いようです。データ消費は大きくなってしまいますが、極力ハイクオリティモードで録音されるとクリアに録音ことをおすすめします。

まとめ

テープ起こしは音声の録音コンディションが一番重要な項目となります。

もちろんお預かりしたデータでベストな原稿をお作りしますが、録音データの作成についてはお客さまにお任せとなりますので、この点をご留意して録音していただけると幸いです。

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