テープ起こしのベストな音声の録音法

テープ起こしで原稿の仕上がりに一番影響するのはなんでしょうか?作業スタッフのスキルの高さももちろん重要ですが、それ以上に大切なのは 録音品質がどれだけいいかということです。

きちんとご発言がクリアに録音されていれば、原稿もきちんとしたものが納品できます。テープ起こし、反訳の命はデータの録音品質なのです。ACNの場合は、出張録音は行っておりませんので、音声のご用意に関しては、お客さまにすべてを委ねているわけですが、なかなか一人ひとりのご発言をきれいに録音するのは難しいものです。

ご講演のように、お一人の方がずっとお話しされているのであれば、マイクからライン録音するという方法もありますが、会議のように複数の話者、スピーカーの場合、 大抵は、一つのICレコーダーを机上に置いて録音されるというシチュエーションが多いのではないでしょうか?

人数が多くなるに従い、話者の声は遠くなります。会議での録音については、なかなか難しいのですが、まずICレコーダーをお使いになる場合、音が反響しないような対策をしていただく必要があります。

タオルや毛布の上にレコーダーを置いたり、スタンドがあるレコーダーはそれを立てて設置面を少なくして下さい。そして、なるべくご発言者から近い位置にレコーダーがあることが望ましいです。

ご講演などで、ご発言の方がお一人の場合、「指向性マイク」といって、一定方向のみにマイクが効くように設計されたマイクをお使いになることをおすすめします。ポケットにICレコーダーを入れて、本体のマイクを使って録音される場合、衣擦れの音がかなり入ります。

別にマイクが無い状態で録音される場合、身につけるのではなく、極力外部に出して録音して下さい。 衣擦れの音で、大切な会話が消されてしまっては意味がありません。録音モードが選択できる機種は、高音質モードでの録音をおすすめします。

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